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【レポート】のらのら・梅を摘んで何つくろう?[2019.0615]

更新日:2019年8月3日


6月15日(土)に「のらのら」で梅摘みをやりました。


今年も富山県氷見市久目の梅林を持っている方にお世話になりました。ありがとうございます。




そこは梅の木があり、イチョウの木があり、桑の木があり、ワラビがあり、近くではサバゲー(サバイバルゲーム)も行われる緑豊かな里山です。


途中オオスズメバチが偵察に来るハプニングもありましたがケガもなく楽しく終えることができました。


ここ2~3年のらのら開催で梅摘みをやっているのですが、スタッフ参加ながら毎回楽しいです。いったい何が楽しいのだろう?と、参加者目線で考えたのですが、


(1)住んでいるところからそんなに離れていないのに味わえる、非日常感(ジブリ映画みたい)。



(2)梅の木を竹の棒でバシバシ叩いて落とす、ワンパク感。


(3)車座になり話しながら梅の選別を行う、共同作業感。



と、言ったところでしょうか?


あとは、独りで行いがちな梅仕事(梅酒とか梅肉エキスとか梅ジュース)をみんなでワイワイやる楽しさや、開催した久目交流館(元幼稚園なのでグランドや畑や遊び道具がある)や、我が家の子ヤギと触れ合う楽しさもあるでしょうね。


実は梅摘みの帰り道、いつもと違った道を通り迷ってウロウロしてしまったのですが、そのおかげでタヌキの子どもに遭遇したり、ウシガエルが鳴いている蓮池があったり、ビックリグミやイチジクが自生していたり、楽しいことにも出会えました。独りで道に迷うと心細いですが、みんなで迷うと楽しさが勝りますね。


そして、これもまた子供たちの田舎の思い出に花を添えてくれることでしょう。知らんけど。

ちなみにボクが人生で初めて梅摘みや梅仕事をやったのは10年ほど前、山梨県の牧丘という巨峰の生産地でした。


当時、ボクはパーマカルチャーの仲間達と不思議で楽しい田舎暮らし共同生活をしており、そこには(ほんのちょっぴりだけ)田舎暮らしの先輩がおりました。


経験値は少ないけど誰かに聞いて興味本位でやってみよう!


本を読みながらネットで調べながらとりあえずやってみよう!


トライ&エラー&トライ!とか毎日が実験室みたいな暮らし。


ボクは生まれ育った富山市に住んでいる頃も、学生時代や社会人時代の東京に住んでいる頃も、田舎暮らしのような経験は全くなくズブの田舎暮らし素人だったので、山梨で得た知識や経験は今の自分の貴重な基礎になっているような気がします。


「梅仕事って楽しい」と思ったのもこの頃。


今思えば富山市にも梅はあったはずで、特に我が家は田舎の方であり、間違いなく梅はあったはずなのにそれを思い出せないのは、両親が梅仕事とかから遠く離れた都会的田舎生活をしていたからだと思う。



氷見の町に住む人でも、梅摘みや梅仕事なんてやったことない、そんな人は多いのではないでしょうか?国道160号を走ると両脇に梅の木がたくさん植えられているのになんかもったいないですね。


小さな子どもがいる人は里山に入って子どもにいろいろな経験をさせた方が良いですよ。多分ケガもするでしょうが、それ以上に目に見えない意味があるのではないかと思います。


なので、山梨以前の自分みたいに梅摘みを経験したことのない人に、梅摘みの楽しさを楽しみながら伝えていくことが、我々のらのらの最大目的でかつ責務なのではないかな?と今回思った次第です。

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